STEINS;GATEとは
STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)とは。
通称シュタゲで知られる本作品は、原作は5pb.のゲームソフトでアニメ一期が2011年に放送されました。その後2013年に「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」が公開され、2018年には二期にあたる「STEINS;GATE ゼロ」が放送されました。
序盤は中二病全開の展開ですが、その中に綿密に張られた伏線やその回収は秀逸で、中盤から終盤へ向けての怒涛の展開は観る人をくぎ付けにし、放送から10年以上経った今でもアニメファンから絶大な人気を集めています。
タイムリープ、過去改変、タイムパラドックスを題材に描かれている本作品はストーリーの綿密さゆえ、また、続編のSTEINS;GATAゼロが放送された事により観る順番を工夫するとさらに楽しめる作品になっています。
そこで今回は、「まだSTEINS;GATEを観た事ない」という人向けにおすすめの観る順番をご紹介いたします。
放送時期
放送時期は以下の通りです。
2011年 1期 「STEINS;GATE」 全24話
2013年 映画 「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」 約90分
2018年 再放送版 「STEINS;GATE」 全23話
2018年 2期 「STEINS;GATEゼロ」 全24話
1期「STEINS;GATE」
いわゆる本編という認識で大丈夫です。
主人公の岡部倫太郎が過去に送る事の出来るメール「Dメール」を偶然発明してしまい、いくつかの過去改変をした結果重大な出来事に直面します。
その重大な出来事を回避する為に「記憶のみを過去に送る事の出来る」タイムリープマシンを開発し、過去改変前の世界線である「β(ベータ)世界線」を目指して何度も何度も何度も何度も過去をやり直します。やっとの思いで辿り着いた結果にもまた重大な欠陥があり……。しかし岡部は諦めそうになりながらも、最良の世界線である「シュタインズ・ゲート世界線」を目指します。
映画「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」
時系列的に1期の後の話です。厳密に言えば「1期24話の後の話」ですので、後述している観るパターンに合わせて観てください。
ここで守って欲しいのは、劇場版は1期24話を観終えた後に観る事です。これさえ間違えなければパターン1.2のどちらの順番で観ても構いません。
何度もタイムリープを繰り返した岡部の存在が、現在の世界線で曖昧なものとなってしまい、存在自体が消えかかってしまいます。
消滅を食い止め現在の世界線にとどめておく為にヒロインの牧瀬紅莉栖が奔走します。
劇場版は牧瀬紅莉栖の視点で描かれており、より岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖の二人に焦点を絞ったストーリーとなっています。
再放送版「STEINS;GATE」
こちらは2期の「STEINS;GATEゼロ」が放送されるにあたって、1期「STEINS;GATE」が再放送されたものです。
しかし再放送版はただの再放送ではなく結末が変わっており、当時ファンの間で話題となりました。
1話~22話まではそのままの再放送で、23話が2期「STEINS;GATEゼロ」に続く内容に改変されました。
ですので、再放送版が1つの作品としてあるのではなく、ここで重要なのは、再放送版の最終話である「改変版(β版)23話」です。
2期「STEINS;GATEゼロ」
私がこのサイトを作成しようと思った理由が「STEINS;GATEゼロ」が放送された事です。
「STEINS;GATEゼロ」は1期「STEINS;GATE」の終盤(23話)で岡部が「シュタインズ・ゲート世界線を「諦めてしまった」世界線のその後の話」です。
つまり、1期の続編でありながら「1期24話の後」の話ではなく、「再放送版23話の後」の話という事です。
時系列的には1期22話と1期23話の間に位置する話で、1期とは違う世界線の話です。
詳しくは後述します。
「STEINS;GATE」を観る順番
お待たせしました。「STEINS;GATE」の観る順番を2パターンご紹介します。
パターン1
1.「STEINS;GATE」 1話~24話
2.「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」
(3.「STEINS;GATE」 1話~22話)
4.「STEINS;GATE」 改変版(β版)23話
5.「STEINS;GATEゼロ」 1話~24話
(6.「STEINS;GATE」 23話24話)
パターン1 | 1期 | 劇場版 | (1期) | 改編版 | 2期 | (1期) |
観る順番 | 1話~24話 | – | (1話~22話) | 23話 | 1話~24話 | (23話24話) |
起承転結 | 起承転結 | – | (起承転) | 転 | 起承転結 | (結) |
上記のパターンはシンプルに放送時期で観る順番です。
1~2で一つの完結した物語、4~5で一つの完結した物語、といったイメージです。(3.6はおさらいという意味で、観なくても大丈夫です)
この場合だと、1期「STEINS;GATE」をメインの作品として楽しむ事ができ、メイン作品である「STEINS;GATA」を補足する形で2期を楽しむ順番になります。
メリットとしては、シンプルに放送順に楽しむ事が出来る事、メイン作品であり神アニメである1期「STEINS;GATE」を集中して楽しめる事です。
デメリットとしては1期、2期がどうしても切り離された作品に感じてしまう事でしょうか。
2期が放送されたのが1期放送から約7年空いている事もあり、多くの人がこの順番で観たのではないかと思います。
パターン2
1.「STEINS;GATE」 1話~22話
2.「STEINS;GATE」 改変版(β版)23話
3.「STEINS;GATEゼロ」 1話~24話
4.「STEINS;GATE」 23話、24話
5.「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」
パターン2 | 1期 | 改編版 | 2期 | 1期 | 劇場版 |
観る順番 | 1話~22話 | 23話 | 1話~24話 | 23話24話 | – |
起承転結 | 起承転 | 転 | 起承転 | 結 | – |
こちらのパターンは、1期「STEINS;GATE」から劇場版、2期までを全て含めて1つの作品として楽しめる順番です。
1~5で1つの物語として完結するイメージです。
上で説明しているように、2期「STEINS;GATEゼロ」は、1期23話で描かれた「シュタインズ・ゲート世界線を目指す」内容とは違う「シュタインズ・ゲート世界線を目指さなかった」世界線のその後が描かれています。
その「目指さなかった世界線」に派生する描写が「STEINS;GATE」改変版(β版)23話でされています。
メリットとしては「STEINS;GATE」という作品をシリーズとして深く、長く楽しめる事です。
デメリットとしては、49話の1作品を観る感覚なので少し長く感じてしまう事、1期「STEINS;GATE」単体で捉えた時、やや結末のインパクトが薄れてしまう事でしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ネタバレなしで説明するのは非常に難しく、分かりやすく伝わったのかが不安ですが、上記を参考にしていただけると幸いです。
よく分からなかった、ややこしいのは嫌いだ、という方はとりあえずパターン1で観てみたらいいと思います。放送順ですので問題なく楽しめると思いますよ。
「STEINS;GATE」をシリーズとして深く、本気で楽しみたい、という方は私が紹介したパターン2で観てみると作品の世界を長く楽しめると思います。
何より、「STEINS;GATE」という作品は個人的にはすべてのアニメの中で最も面白い作品だと言えるくらい素晴らしい作品ですので、このサイトを見てくれたみなさんには是非作品を視聴して欲しいと思っています!
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